さくら一家の物語 第三章 みんなのアイドル

毎日毎日、ご飯をたくさん食べて、そのあといっぱい遊んであげました。子供たちはじゃれたり足によじ登ったり、ころころよく遊びました。車が来るとさくらママがにゃぁ〜と鳴いて注意します。他の野猫が来ると一斉に隠れます。なかなか賢い子達でした。大便をするのもちゃんと小石の所を選んで足でかいてからするのでお掃除も楽でした。写真もいっぱいとりました。近くの高校生、散歩のおじいさん、軒を貸してくれた家の人、通りすがりのおばさん、幼稚園の子達、みんなのアイドルになりました。ごはんも缶詰やカリカリをたくさん食べるようになって、用意するのも大変になってきました。先ずもらわれたのはきなこちゃん、そして、続いて福ちゃん、短い間に決まりました。これは順調!と喜んだのですが、その後問い合わせもなく、仕方ないので新聞に里親募集の広告を出しました。その時の事を時々思い出します。ちょうど出会ったのが8月の10日でやはり暑い暑い日でしたから夏が来るたびこの親子のことを思い出します。

    
ごはんをたべるとみんなこんな風に固まって寝てました\(^▽^)/かわいいね!

さくらちゃんもだんだんと慣れてきて頭をなでても怒らなくなりました。最初は猫パンチが凄かったんです。きっと仔猫を守ろうと必死だったのかもしれません。でも私たちがごはんをくれたり、子猫と遊んでくれるそれだけの人間だ、と分かると顔つきまで優しくなってきました。近所の人たちも覗き込んではかわいいねぇ〜と目を細めて行きました。しかし「仔猫の貰い手見つけないとね」とも言われだんだん焦ってきました。さくらちゃんの手術も9月の終わりころにはしなくてはならないし、にわかに忙しくなってきました。張り紙をして、この子達の面倒を見ていることを明記、やたらに餌を上げないこと、そっとしておいてほしいことを書きました。さくらちゃんも自由にあちこち出かけるようになり子猫たちも遊びを覚えて段々と軒下から外まで飛び出してくるようになり見ていて危ないという事もあったのですが、さすがに母猫がニャぁ!と一声かけるとみな車には気を付けていました。こうして危険を教えられるのだと感心、しかしさらにさらに危ないこともあるので、両隣のお家の方にもお願いをしておきました。



inserted by FC2 system